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シングルorダブル
号のシングルorダブル
No.190平成と共に
平成最後の元日、マツウラの100%子会社であるアイ・エム・エヌ株式会社を吸収合併し、新生・株式会社松浦機械製作所 武生工場になりました。1985年(昭和60年)、米国ナショナルマシナリー社から前身の日本ナショナルマシナリー社を買い取り、アイ・エム・エヌ社を設立してから34年が経過しました。当時の正社員は25名でしたが、今回の吸収合併前には64名を数え、同社はマツウラグループの主力組立工場にまで成長しました。買収前は、鍛圧機械の組立を生業にしていた会社でしたので、ミクロン台が要求されるマシニングセンタの組立に転換するまでに多くの苦労がありました。
また、同社には当時のマツウラにはいない国際感覚に優れた多くの人材が在籍しておりました。その方々が、その後本社の国際部門や製造部門で 多大なる貢献をして頂きました。当時、買収を決めた創業者の松浦敏男が「工場は本社から遠くてどうかと思うが、あの人材は是非欲しい」と言っていたと聞き及んでいますが、その後のマツウラでの大活躍を見るにつけ、我が祖父ながらその先見の明には感心しきりです。
同社の歴史は「平成」にほぼ重なり、バブル景気からバブル崩壊、ITバブル、リーマンショック、そして現在へと続いて参りました。買収当時と比べると現在では、工場も倍ほどの大きさになりました。苦しいときはジッと耐え、繁忙な時は遮二無二に頑張って何とか生き延びてきた結果と、この吸収合併に際し感慨一入です。
もう現役を離れておられる偉大なOBの方々にこの吸収合併後も隆々としたマツウラを見せていかなければという強い思いと共に、決意を新たに身の引き締まる2019年の正月です。