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OVERRIDE1000%
(松浦取締役コラム)
令和6年夏号のOVERRIDE1000%
令和6年夏号
2024年5月に経産省より公開された「製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性」という資料を読んだでしょうか?恥ずかしい話、弊社に当てはまることが多くありました。
この2年間で取り組んでいた基幹システム刷新のプロジェクトですが、長い年月をかけて段階的に少しずつ刷新する案に方針転換をしました。そして、先ほどの資料にある製造業DXの失敗例がまさに自分たちのケースと一致していたのです。読んでハッとしました。自分の主導のもと、根本的な問題の解決に妥協するダメな日本企業の典型に突き進んでいるのではないかと思ったんです。この2年間の検討を受けて、「変わりたいなら覚悟して変わる。変わらないなら夢を見ない。どちらかはっきり選ぶ」この方針で再出発と思っていましたが、これは間違いでした。現状に不満があるなら変わらないといけない。そして、会社を根本的に変えられるのは自分だけです。これは自分が家業に飛び込んだおかげです。若いながら、大きな何かを変えられる立場も機会も得られた。まだ数十年も経営に携わるから、今回の決断と将来に責任を持てる。逆に自分が逃げたら誰がいつ変えてくれるのだろうか。
実はこのことに気づかせてくれたのは、経産省の資料だけでなく数人の社員でもあります。迷いが生じていたのが解消されました。これからの時代を見据えて、変えるべきところは、変えられる時に、変えなければなりません。ということで、また懲りなく、今までのマツウラ独自のやり方を変えて全体最適を目指すというのをやらせていただきます。
また「製造業を巡る現状と課題 今後の政策の方向性」はネットでPDFが公開されています。素直に面白いので、ぜひ一読してみてください。