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OVERRIDE1000%
(松浦取締役コラム)
令和6年春号のOVERRIDE1000%
令和6年春号
頭脳労働者の場合、疲労は仕事量によって引き起こされるのではなく、仕事がはかどっていないという心配や不安によって引き起こされると言います。さらに、過去の研究事例によると、心配事の79%は実際に起こらない。また、残りの21%のうち16%は事前の準備で対処可能だそうです。そうだとすれば、起こりもしないことに人は無駄に労力を使っていることになります。これほど非生産的なことはあるでしょうか。私が最近思うのは、将来への漠然とした不安は余暇の時間が解決してくれるわけではないということです。休日でも悩んでしまいプライベートに打ち込めないこともあります。結局、ストレス源である漠然とした不安感をいかに根絶していくかが肝要なのだと思います。無駄な思考を止めて集中すべきことに集中するために、あなたは何ができるでしょうか。
ルーティンワークや過去にやったことのある仕事をいくつ抱えても、人間さほど不安に思うことはないです。そこに今までやったことのない内容の仕事が一つ飛び込んできたらどうでしょう。「もしAとBのやる時期が被ったら…」「いつまでに終わらなかったら…」頭の中でネガティブな思考が勝手に始まります。まるですべての仕事が自分を押しつぶしに来ているよう。しかし、冷静に整理してみると1つの未知の仕事がその悩みの原因だと気づくことがあります。この理解だけで無駄な思考や悩みを止められることもあります。
この4月から新社会人になる方は多いですよね。未知の領域に挑戦して不安に打ち勝って何かを成し遂げる。この繰り返しで、人は自信がつき成長していくのだと思います。まだまだ若者には負けられません。おたがい頑張っていきましょう。