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日本のヘソ
東京から4時間たらず、大阪から2.5時間、名古屋から2時間チョットに位置しているのが、 わが福井、日本列島の弓なりになった丁度その中心点に位置しています。日本のいなかである福井は意外にも、便利で、 日本の中心であることを再認識されたことと思います。
この福井で、世界レベルの製品を生産し、供給しつづけていくことが、私達マツウラの最終、 最高目標です。
福井は日本のドマン中!いろんな目で、福井を見ていき、みなさんとともに再認識していきたいと思います。
令和7年春号の日本のヘソ
No.213コウノトリ米
福井は日本のドマン中「日本のヘソ福井」第213回目は「コウノトリ米」の話です。
福井県越前市では、無農薬・無化学肥料で生物多様性に配慮した「コウノトリ呼び戻す農法」により栽培された「コウノトリ米」が生産されています。この農法は、コウノトリが生息できる環境を目指し、農薬や化学肥料を使用しないことで、小魚やカエル、ドジョウなどの生物が生息できる水田環境を作り出しています。
越前市西部の白山・坂口地区は、アベサンショウウオが生息する里地・里山として知られ、2009年には「にほんの里100選」に選ばれました。
コウノトリは20世紀に絶滅の危機に瀕し、1956年に特別天然記念物に指定されました。越前市では、過去に数回コウノトリが飛来し、その度に全国的な話題となりました。特に1970年、旧武生市黒川町に飛来した「コウちゃん」は、下くちばしが折れて採餌が難しい状態でしたが、地元の白山小学校の児童などが世話をし、その姿が人々の記憶に残っています。
これらの背景から、越前市ではコウノトリを再び地域に呼び戻すことを目指し、環境に優しい農法による稲作が推進されています。この取り組みにより生産された「コウノトリ米」は、地域の特産品として注目を集めています。