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日本のヘソ
令和5年秋号の日本のヘソ
No.208福井県立恐竜博物館
福井は日本のドマン中「日本のヘソ福井」第208回目は「福井県立恐竜博物館」の話です。同博物館は福井県が有する恐竜に関する資料を国内外にPRする為、2000年7月に開館しました。2024年度の福井県北陸新幹線開業に合わせ、さらなる来場者満足度向上を目指し、およそ半年の休館期間を経て大規模改修が行われ、2023年7月にリニューアルオープンしました。
同博物館は世界三大恐竜博物館の1つと称され、4,500㎡の広大な展示室には、50体もの恐竜骨格、千数百もの標本の数々、大型復元ジオラマや映像を見ることができます。中でも注目は、日本初公開となるブラキロフォサウルスのミイラ化した実物化石「通称・レオナルド」。皮膚の痕や筋肉などの軟組織が保存された貴重な化石で、最も保存状態の良い化石としてギネスブックにも登録されています。
そして、同博物館の楽しみの1つといえば、「野外恐竜博物館」。日本最大の恐竜化石発掘現場のすぐ対岸でツアー形式による発掘現場の観察、さらには発掘体験ができます。発掘体験では研究対象となる重要な化石が見つかることもあり、もしかするとあなたの見つけた化石が博物館で展示されるかもしれません。
従来は、月別の入館者数が夏休み期間の8月に集中しており、冬季の入館者数拡大が課題だったようです。今回のリニューアルオープンでオールシーズン体験可能な博物館にフルモデルチェンジされたとのことですので、夏休みはもちろん、冬季が旬の「越前がに」とともに恐竜博物館を楽しんでみてはいかがでしょうか。