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日本のヘソ
令和7年新春号の日本のヘソ
No.212みどりのスコップ
福井は日本のドマン中「日本のヘソ福井」第212回目は「みどりのスコップ」の話です。福井県では、近年まとまった雪が降ることがたびたびあり、直近では2018年2月に福井市内で最深積雪が130cmを超え、2021年1月には同市内で100cmを超える積雪となり、国道8号線や北陸自動車道にて1,000台以上が立ち往生したニュースも記憶に新しいところです。
豪雪地帯の福井県でありますので、除雪対策は福井県の大きな課題です。自動車道こそ除雪車などで除雪を行いますが、歩道まで綺麗に除雪をしようとすると、人や費用が大きくかかります。そこで実施されているのが、「みどりのスコップひとかき運動」です。この運動は、2004年に発生した福井豪雨の災害復旧ボランティアで使用したスコップを再利用して、交差点で信号待ちをしている人々などに雪かきを協力してもらうというもの。この「みどりのスコップ」には、「み」んなの「ど」うろ、「り」ようしやすく、の意味があり、その名の通り緑色のカラーリングで交差点の電柱やバス停などに設置されています。設置場所は取り組み開始の20年前から年々増加し、今シーズンは昨年から3箇所多い159箇所に合計386本のスコップが設置されます。福井にお越しの際は、みどりのスコップを見かけたら「ひとかき」のご協力をお願いします。